【第12回】家計簿管理アプリのすすめ
こんにちは、Dr. KKです。
今回は僕が重用している家計簿アプリをご紹介しようと思います。
(1)そもそも家計簿管理は必要なのか?
医師の方でご自身あるいは配偶者がきっちり家計簿管理されてる方はかなり少ないのではないかと思います。
家計経済研究所によると、子供がいる親が30〜50代の世帯で定期的に家計簿をつけているのは僅か23.2%だそうです。日々の業務が繁忙な医師の場合だともっと低くなるかと思います。
家計簿をつける最大のメリットは、自分が何にお金を使っているのかを把握できる事です。
当然のメリットではありますがこれが一番重要で、皆さんは自分が先月何に一番お金を使ったのか答えられますか?
家計簿をつけると思わぬ支出額にびっくりする事があります。
先月使いすぎたら今月は抑え気味にする。
これって毎日体重計に乗るのと近い感覚だと思います!
お金を貯める最大の秘訣は「支出を抑える事」です。
まずは自分の支出管理から始めてみましょう。
(2)家計簿管理の時間的・精神的負担
とは言え、なかなか家計簿をつけるまで重い腰が上がらないですよね。
「いちいち紙に記録するの面倒」
「アプリでも毎回手入力するの面倒」
「毎日何十分も家計簿に時間割けない」
「頭である程度把握してたら良くない?」
など仰る方が多いのですが、家計簿アプリでの管理だと毎日つける必要がありませんし、そもそも殆どの記録は自動で入力されていきます。
家計簿アプリとクレジットカードやバーコード・QRコード決済を同期させる事により、それらを通して支払ったものは全て自動で入力されます。
我々が手入力しなければならないのは、実際に現金で支払った物だけで良いので、それなら1週間に1回10分程度の確認で十分です。
逆に言えば、クレジットカードやバーコード・QRコードの登録が家計簿アプリの最大の山場かと思います。
どのクレジットカードがお勧めか、などは後日ご紹介したいと思います。
(3)アプリ選択時に吟味すべき3点
では家計簿アプリを使う上でどのアプリを使えば良いのか、以下の3点で評価して頂いたらと思います。
① 利便性
まずは使いやすさだと思います。どんなに精密な管理が行えるとしても、一目で何に使ったか分かるような利便性でなければ継続利用する気にならないかと思います。
② 無料の範囲、有料化による拡大範囲
正直最初は無料の範囲内で利用して、どのくらい使いやすいか判断したい方が多いのではないでしょうか?
という事で、無料でどこまで管理できて、課金によりどの機能が拡充されるのかという点も重要かと思います。
③ 存続性
最後に、これも重要かと思いますが、どんなに便利なアプリでもサービス中止になってしまうと元も子もないので、出来るだけ存続してくれるような安定感のあるアプリがオススメです。
利用者が多ければそれだけ安定しやすいため、出来るだけ定番のアプリを選んでみましょう。
(4)MoneyFoward
以上の点を評価しながら色々自分にあった家計簿管理アプリを探してみたところ、MoneyFowardが自分に合っていたため、かれこれ2年以上利用しています。
① 利便性は正直どれも甲乙つけがたかったです。どのアプリも割と使いやすく感じました。一方でもう少し改善して欲しい点(お小遣いの詳細も別途記録が付けられるようになってほしいなど)もあったので、その他の2点で判断しました。
MoneyForwardは② 無料の範囲内でほぼ全ての機能が使えます。有料にすると、同期した銀行口座の更新頻度が早くなり、同期可能な口座数(11以上)が増えたり、資産グラフが出るなどの機能が拡充されるだけなので、最初は無料で十分かと思います。
有料にすることのメリットは2つあり、1年以上前のデータは有料でないと閲覧できなくなります。よって僕のように2年以上利用している人は有料の方が過去と比較できるため有料が向いているかと思います。
また、配偶者の講座も管理するとなると10の口座のみでは若干足りなくなります。実はスターバックスやSuicaのカード残高、マイレージなどのポイントも管理できるため、それらも同期するとなると10では全く足りません。
月額プランだと480円、年間プランだと5,300円(月額約440円)なので、十分検討の余地のある金額と思います。
既に口座10枠全て使い切っているため、僕もそろそろアップグレードしようと思います。
家計簿管理アプリは簡便で、詳細に自分の支出を管理できます。
支出管理は資産形成の第一歩なので、まずは試しに始めてみましょう!