【第10回】「死ぬまでにやることリスト100」の醍醐味
こんにちは、Dr. KKです。
今回は、高校卒業時から作り始め、現在でもテコ入れしている「死ぬまでにやることリスト100」について話したいと思います。
後半では、こういうリストを制作する事の意義や醍醐味などをお伝えできたらな、と思います。
(1)リスト一覧
まずは、僕のリストを公開します。心の内を見せるようで恥ずかしいリストアップとなっておりますが、「1人の人間が100個リストアップすると、こういう物が挙がるのか」程度の軽い気持ちで見て頂けると幸いです。
「全て達成するのはムリ」
「達成できるのはほんの一握りの幸運な人だけ」
などといったクレームは受け付けておりませんのでご了承下さい…。
1Clasicoをベルナベウで観戦する
2オリンピックに行く
3プロ野球全球団のホーム球場で観戦する
4相撲を観る
5W杯に行く
6歌舞伎を観る
7吉本新喜劇を観る✔︎
8ウィーン クラシック コンサートを観る
9ホノルルマラソンを完走する
10恋愛をする✔︎
11妻を見つける✔︎
12子供を持つ✔︎
13セミリタイアするまでに1億円貯める
142030年までに必ずセミリタイアする
15家を建てる
16大きな風呂を作る
17庭を作る
18スペイン語を話す
19ピアノが弾けるようになる✔︎
20
22インド タージマハル
23ペルー マチュピチュ
24ボリビア ウユニ塩湖
25フィンランド オーロラ
26南極
27モルディブ
28エジプト ギザの三大ピラミッド✔︎
29豪華客船で世界一周
30ハワイ
31グアム✔︎
32バリ島
33イギリス 大英博物館・ナショナルギャラリー
34ドイツ
36オランダ アムステルダム国立美術館、ゴッホ美術館、マウリッツハウス美術館
37スイス
40USA NY・メトロポリタン美術館・サンフランシスコ・ラスベガス
41マレーシア
45オーストラリア グレートバリアリーフ
46シンガポール✔︎
48タイ チェンマイ ランタン コムローイ祭
51トルコ カッパドキア
53
54
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57
58
59
60
61ゴルフでスコア80切る
62富士山に登頂する
63全都道府県を制覇する
64行きたい神社を全て参拝する
65スカイダイビングをする
66小笠原諸島に行く
67真珠の耳飾りの少女(贋作)を親から貰う
68ラッセンの作品を買う✔︎
69第一志望の国立大学医学部に合格する✔︎
70医師免許を取得する✔︎
71初期研修を修了する✔︎
72日本精神神経学会専門医を取得する
73精神保健指定医を取得する
74医師以外の仕事を始める
75三大花火大会にどれか行ってみる
:大曲の花火(秋田)・土浦(茨城)・長岡(新潟)
76五大祭りにどれか行ってみる
:祇園(京都)・天神(大阪)・神田(東京)・ねぶた(青森)・仙台
77星野リゾートに泊まる
78阿寒湖へわかさぎ釣りに行く✔︎
79グランピングをする
80豪華寝台列車で旅をする
81
82
83
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88
89
90
91子供にお金の勉強をさせておく
92子供に将来の夢を見つけさせる
93子供に大きな失敗・挫折を経験させておく
94
95
96
97
98
99110歳まで生きる
100死ぬ前に会いたい人に会っておく
空欄は未記入としており、これから適宜追加していく予定です。歳をとってからゲートボールが趣味になる可能性もありますし(笑)
また、チェックが入っているのは、既に達成した項目です。見てみるとまだまだやる事が残っています。果たして死ぬまでに終わるのか…。
(2)リストから見える自分の価値観
リストを作ると、自分の色々な一面を客観的に評価出来るので非常に有用だと思います。
① 物より経験を優先
1つ目は、リストを見て頂いてお分かりの通り、旅行先やスポーツ観戦を多く列挙しています。やはり自分の価値観として、直接肌で感じ見聞することに重きを置いている事が分かります。
一方で、物でリストアップされているのは「自宅」と「絵」くらいでしょうか?車や衣類、電化製品などはあまり興味がないので入っていません。
② 達成して当然のイベントもリストアップ
2つ目は、人生において重要なイベントもしっかり入れている点です。例えば「医師国家試験に合格」や「初期臨床研修」といった「時間が経過すれば、医学部の殆どの人が達成できる」とされているイベントであっても、当然の結果だとは思わないようにしています。
これまで数々の受験勉強やカリキュラムをこなしてきた人生でしたが、これらのイベントを「通過できて当然だった」と考えるのは、自分で人生のハードルを上げて生き辛くさせている気がしました。
また、「恋愛をする」や「子供を持つ」といった、自分1人では達成出来なかった事もリストアップしています。
https://www.dtod.ne.jp/woman_work/article04.php
DtoDコンシェルジュによると、
・一般男性の配偶者なしは27.1%
・男性医師の配偶者なしは11%
・男性医師の生涯未婚率は2.8%
であるため、自分が恋愛をして、結婚して、子供を持てた事は達成できて当然な事ではなく、良い出逢いに巡り会えたからだと思っています。
妻に感謝する良い機会だと思い、リストアップしました。(ここはしっかり強調させて戴きます!笑)
③ リタイアの目標金額や目標年数を決める
サイドFIREに関連するものとして、「セミリタイアするまでに1億円貯める」や「2030年までに必ずセミリタイアする」をリストアップしています。
正直医師であれば、いつでもセミリタイアは可能かもしれません。
実際に転職活動をするとなると誰しもが不安を感じますし、「このまま働き続ければ、こんな事で悩まなくて済む」と考えて、結局そのまま働き続ける方も多くいらっしゃるかと思います。
僕は決して転職活動を促しているわけではありません。ただ、本当は自分の時間や家族との時間を作りたいと思っているのに、行動に移すのをためらっているだけであるのならば、それほど勿体無いことはありません。
そういう方には「20●●年までに必ずセミリタイアする」「セミリタイアまでに●●貯める」などと期限や目標金額を決めてしまうのがオススメです。
そこに向けて「取得・更新していくべき最低限の専門医は何か」「いくら投資に回せば生活費の半分が賄えるか」「転職の際に障壁となりうるものは何か(医局人事など)」などを逆算すれば、セミリタイアに向けてあと何が足りないかが分かると思います。
(2)リストを作ることの醍醐味
ここまで僕のリストについて見てきましたが、リストはこの先の人生を豊かにすると思います。
まずは10個くらいから始めても良いかもしれません。リストの個数はあまり関係ないと思います。リストを作ることの醍醐味は、「自分は残りの人生で何を大切に生きていこうか?」と考える良い機会になることだと思います。
リストには、自分以外の人間が入ってきたりもします。僕だと妻や子供についての項目が幾つかリストアップされています。リストを作った後に時間を空けてもう一度見てみると、自身を客観視できるかと思います。