【第4回】趣味を本気で楽しめる事が如何に幸せか
こんにちは、Dr. KKです。
今回は前半で僕の趣味の一つである欧州サッカーについて話したいと思います。
後半は医師として働きながら趣味を本気で楽しむ事の難しさ、そして趣味を本気で楽しめる事の喜びについて話せたらと思います。
(1)欧州サッカーの面白さ
まず、欧州サッカーファンになった経緯から話しますと、そもそも僕は一度もサッカー部だった事がありません。
僕が小学生の頃、父がプロ野球を見るためにケーブルテレビのJ Sportsと契約していた事がきっかけでした。
当時、イングランドのプレミアリーグがJ Sportsで夕方ごろ再放送されていたため、学校から帰宅後によく観ていました。
(アメリカのプロレス団体であるWWEも観ていました。)
見始めた頃はまだマンチェスター・ユナイテッドにクリスティアーノ・ロナウドもいませんでしたし、現在は強豪チームとなったマンチェスター・シティもまだまだ下位チームでした。
大学入学後に一人暮らしをする事になった際、同級生の中で僕よりも更に欧州サッカーを真剣に観ていた人に出逢いました。
その子とすぐに友達になり、深夜頻繁にお互いの家で観戦するようになりました。
当時はまだ贔屓チームも決めておらず、全体的に満遍なく観戦していました。
(今思い返すと、やりたい事が何でも出来た大学時代はやっぱり楽しかった…)
徐々にスペインの強豪であるレアル・マドリードの圧倒的なブランドを知っていくにつれ、レアル・マドリードの偉大さに惹かれファンになっていきました。
大学卒業後、研修医になってもなお欧州サッカーをライブ観戦していました。
仕事がきつくても何とか深夜に起きてレアル・マドリードの試合を追いかけて、年間50試合以上観ていました。
妻との新婚旅行もスペインにしてもらい、たまたま旅行中にマドリードダービーが行われる事を知り、ライバルチームであるアトレティコ・マドリードの本拠地エスタディオ・ワンダ・メトロポリターノで実際に観戦する事ができました。
(できればレアル・マドリードの本拠地エスタディオ・サンティアゴ・ベルナベウで観たかった…)
こんな経験をすると、今後の人生でもずっと応援していきたいと思うようになりました。
実は、精神科医となった今でも、可能な限りは深夜に起きてレアル・マドリードの試合をライブ観戦しています。
また、欧州サッカーファンの同僚にも恵まれ、趣味を楽しむ環境として幸せな日々を送っています。
いつか必ず、ベルナベウで永遠のライバルであるFCバルセロナとの試合(El Clasicoと呼ばれています)を観戦しに行きたいと思います。
(2)趣味を本気で楽しむ事の難しさ、本気で楽しめる事の喜び
年齢を経るにつれて、やはり深夜起きることが苦痛になっています。
試合が終わって数時間後には仕事が始まる事もしばしばあるので、負け試合を観た日は観た事を後悔したりもします。
ただ、30歳が近づいた今でも学生の頃のように趣味を本気で楽しめている事には本当に幸せを感じていますし、このまま一生ライブ観戦出来たらと思っています。
また、サッカー観戦だけでなくその他の趣味も本気で楽しむためには、やはり時間的・体力的・精神的余裕が必要ですし、そのためには経済的自立を目指していく必要があると僕は考えています。
この考えに対して医師の中でも意見が分かれる事は十分承知しています。
医師としての仕事が趣味で、働いてるだけで幸せを享受出来る先生もいらっしゃるでしょう。
また、全く医師としての仕事に興味はなく、より経済的魅力のある科へ進み、趣味を謳歌している先生もいらっしゃるでしょう。
しかし少なくとも、各々がどんな人生を歩もうともそこに優劣はないと思います。
患者さんからしてみれば、医師は全員「お医者さん」です。
医師がどんな人生観であろうと自分自身をしっかり治してくれたら、満足し評価してくれます。
僕は公私を完全に切り離して生活し、自分に余裕のある状態で患者さんと接していく方が寧ろ治療成績は上げられるのではないか、とさえ思っています。
もちろん僕よりバイタリティがある先生や、他科の先生方には違う考えの方もいらっしゃると思いますが…
今週はシルバーウィークだったため、週3勤務を実際に体験出来ました。
やはり家族との時間や自分の趣味の時間が十分得られるので、非常に充実した人生を送れる事が想像できました。
サイドFIRE後は週3程度の勤務に減らし、
休日は欧州サッカーを観て、
体を動かし、好きな物を食べ、
本を読んでゆっくり過ごす。
そんな自由気ままな生活を2030年以降に送れるよう、これからも資産形成を頑張っていきます。