【第8回】日本の個別銘柄高配当株への誘惑
こんにちは、Dr. KKです。
実は最近、「投資信託って地味だなぁ。高配当株でもっと収益を目指せないか?」という誘惑に駆られていました(笑)
今回は医師でサイドFIREを目指す上で、「日本の個別銘柄高配当株にも分散投資していくべきなのか?」についての個人的な意見を書いていこうと思います。
※あくまで個人的な意見です。投資は自己責任ですので、最終的な判断は1人1人が自分の経済状況と相談して行って下さい。
(1)日本の個別銘柄高配当株とは?
まずは、日本の個別銘柄高配当株への分散投資とはどういう事を意味するのか説明していこうと思います。
投資信託と異なる点は、①自分で一つ一つの会社の業績を確認し、②高配当を安定性が期待出来て、かつ危機的状況でも耐えうるか自分で吟味し、③自分で個別株を買い、④自分で配当金を再投資する、という事だと思います。
配当金への源泉徴収割合は20.315%なので、税引後の年利回り3%を期待するためには、税引前の年利回り3.75%程度以上の高配当株で探す必要があります。
例えば1,000万円で年利回り3%が期待できる高配当株の約30銘柄に30万円ずつ投資した場合、合計で年30万円の配当が期待出来ます。この30万円で新たな銘柄を購入して更に分散投資させていくことで、配当金の合計がさらに増えていく、というシステムです。
高配当株に関しては、ネットで調べればすぐに見つかるのですが、高配当株の会社であればどこでも良いのではなく、配当と業績の安定性が高くなければ、あっという間に元本割れするリスクがあります。
そうならないためには、多くの時間と労力をかけて投資先を吟味する必要があります。
因みに、「こびと株.com」というサイトで高配当株を購入する際の評価すべき10条件について記載されています。
こびと株:
こびと株の10条件:
https://kobito-kabu.com/about/jouken/
このサイトはシステマティックかつ綿密な理論に基づいて厳選された10個の条件を公開しており、個別銘柄購入の参考になるかと思います。
(2)日本の個別銘柄高配当株のメリットとデメリット
日本の個別銘柄高配当株は、資産増幅というよりも日本円のキャッシュフロー(現金収入)を不労所得として安定して得られる部分が最大のメリットだと思います。
我々は日本在住であり、当然ながら日本円で暮らしています。米国株のみの投資だと為替リスクが避けられないため、日本株への分散投資も必要ではないかと考えられています。
しかしデメリットとしては前述の通り、①自分で個別銘柄を選択する手間がかかり、②配当金を更なる銘柄に回す手間がかかります。これらの手間と投資信託の手数料を天秤にかける必要があります。
仮に日本株の投資信託の手数料を0.2%と仮定すると、1,000万円に対する手数料は2万円です。5,000万円だと10万円です。
ということで、「日本株のインデックス投資なら投資先になりうるか!?」と思いましたが、残念ながら日本株のインデックス投資は利回りが優秀とは言えません。
・日経225連動型:
+0.50%(2019年)→+0.51%(2020年)→+39.13%(2021年)
・TOPIX連動型:
-5.45%(2019年)→-4.06%(2020年)→+25.93%(2021年)
※2021年は全てのインデックス投資が素晴らしい成績を残しているため、参考にならないと思います。
医師でサイドFIREを目指す僕としては、まず日本円のキャッシュフローは自分で十分に稼げるため、わざわざ日本個別高配当株に手を出す必要はないと考えています。となると、医師としての仕事を続ける場合、米国株・先進国・新興国の投資信託のみで十分な分散投資になっていると思います。
もちろん日本の個別銘柄高配当株へ分散投資を行うのは有効だと思いますが、それは「完全にFIREし、日本円のキャッシュフローが必要な場合」という条件付きだと思います。
(3)米国ETFはいかほどか?
「それならば米国ETFなどはどうだろう…?」と考えてみましたが、結論から言いますと、「S&P 500のインデックス投資で十分」だと思います。
もちろん、ETFは自身で配当金を再投資する手間の分だけインデックス投資よりも手数料は安くなりますが、如何せん医師として「面倒臭いことは人に任せたい!」と考える人が多いと思うため、「S&P 500の手数料分(eMAXIS Slimだと約0.09%)くらいは自分で働いて稼いだ方が早い」となるのです。
(4)まとめ
いかがでしたか?結局は米国株、先進国株、新興国株、日本円での現金で十分な分散投資だと考え、引き続きこれらで分散投資を目指していくことにしました。資産運用は「長期、分散、積立」。僕は投資の素人なので、これだけを考えていく事とします。
医師でサイドFIREを行えば、ある程度大雑把な計画でも良いのかなと思います。サイドFIREを目指す医師が実際に抱える不安や懸念点、実際の結果などをお見せできたらと思いますので、興味本位でこれからもブログを読んでいって下さったらと思います。また、医師の方々でサイドFIREに少しでも興味を持たれる方が増えたらと思っています。
【第7回】「学力」の経済学を読んで
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こんにちは、Dr. KKです。
今回は先日読んで興味深かった書籍を深堀りしつつご紹介したいと思います。
(1)基本情報
著者の中室牧子さんは慶応義塾大学総合政策学部教授で、教育経済学を専門としています。慶応義塾大学環境情報学部卒業後、コロンビア大学にてPh.Dを取得、日本銀行や世界銀行で実務を経験し、2013年より現職となっています。本書は2015年発刊で、発行部数累計30万部のベストセラーとなり、数々の賞を受賞しています。
教育経済学という聞き慣れない分野を題材としていますが、その名の通り教育に関連する経済事象を取り扱う学問のようです。教育の費用対効果などの分析を行います。具体的には「教育投資が経済成長に対してどのような効果を持つか」「教育の費用は誰が負担すべきか」「教育における効率性の測定」などを行っているようです。
これから子育てを行う世代には非常に有用な書籍だと思います。特に医師など科学的根拠に基づいたアドバイスを求めがちな方々には最適な書籍と、自信をもって勧められます。
教育学者の個人的経験に基づいた意見よりも、統計を用いたアドバイスの方が僕も信用しています。
(2)要旨
本書は「著者の経験に基づく有用なご意見」などという主観的内容を極力省略し、あらゆる教育面での客観的データから現在謳われている通説の正当性を吟味しています。
経済学を専門としている著者が最も重要視しているのは、やはりデータ・因果関係・相関関係であり、あらゆる方面から出現し得る反論因子を、客観的事実の積み重ねによって一つずつ潰していくという痛快な内容構成となっています。
そのため、読者側が本書の内容を俯瞰的に受容できることが最も重要なポイントであって、仮に読者側が凝り固まった主観を払拭できない場合、皮肉なことに新たに学び実行に移せる内容は何も書かれていないとも言えそうです。
本書に限らず、自分に都合の悪い客観的事実を突きつけられた際にそれを受容できるかは、その人自身の器量に依存すると思います。
(3)具体例
① 親の年収や学歴に関係なく、学力の高い児童は家庭での読書量が多い
誤解のないように説明すると、これは「読書をさせると学力が上昇する」という逆は成り立たないということです。「学力の高い子供が本を沢山読んでいる」だけだそうです。
因みに余談ですが、「AI vs 教科書が読めない子どもたち」という書籍では、読解力が最重要能力としていますが、読解力と読書量は相関関係がなく、人間が読解力を獲得する過程は未だに解明できていないそうです。
やはり、読書をすれば賢くなる、というわけではないようです。
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本書では、子供に対する親の関心の高さと相関しているのではないかと考えているようです。
② 子供を釣る時はアウトプットではなくインプットに対して行うのが有効
まず当然ではありますが、幼少期からの教育が生涯年収に影響する事は経済学的にも紛れもない事実とされています。
FIREに関連させると、やはり「稼ぐ力が強いほどFIREへの道が近くなる」ので、将来子供がFIREを目指すかは分かりませんが、目指せる能力を身につけさせてあげるのは親の役目かもしれません。
因みに余談ですが、京都大学の経済学研究所が出した論文では24~74歳までの大卒者13,059人に「学生時代に主要5科目で得意だったのは?」という質問と現在の年収を調査した結果は以下の通りとなったそうです。
1位:数学 620万円
2位:理科 608万円
3位:社会 576万円
4位:英語 519万円
5位:なし 474万円
6位:国語 437万円
研究では数学が最も重要な科目と報告されています。林修先生も「最も重要な科目は数学である」と断言されています。僕は娘に数遊びを率先して教えています。
本書では「テストでいい点を取ったらご褒美」よりも「勉強したらご褒美」の方が効果的であったとしています。
つまり、「結果のアウトプットへの褒美ではなく、インプットの段階で褒美を与える方が良い」ということです。
また、ご褒美に金銭を用いる事も悪くはないようです。褒美として手に入れたお金は無駄遣いせず、むしろ堅実かつ計画的に消費するようになるとのことです。貯蓄や家計簿といったファイナンシャルリテラシーの教育という側面も併せ持ち得るので、あまり良いイメージはありませんが、実はお金が有効なのかもしれませんね。
ただし、ご褒美を習慣化すると物的豊かさをより強く、より持続的に求めるようになるので、注意する必要があるようです。
⓷ 子供を褒めて育ててはならない
研究によると、子供の自尊心は学力が高いといった他者に対する優越性によりもたらされるということが判明しているようです。決して「自尊心の高い子供ほど学力が高い」わけではないそうです。むしろ逆で「むやみに子供を褒めると、実力の伴わない自己愛の歪んだナルシストに育てることになる」ようです。
また褒める場合も、やはり残した結果を褒めるのではなく、努力した過程を褒めるべきとされています。
自主的に勉強するような子供に育てるためには、「勉強しなさい」と言うのはやはり逆効果だそうです。最も有効なのは「勉強を見たり、勉強時間を遵守させるなど、親が自分の時間を何らかの形で犠牲にするような関わり方」だそうです。
また余談になりますが、林修先生が「親からの相談で『うちの子が全く本を読まない、勉強しない』というものが多いが、親が読書や勉強をすれば、自然と子供もするようになる」と仰っていました。
ここでもFIREに少し関連させてお話をしますと、やはり子供の教育には体力的・精神的・時間的余裕が必要であるということです。帰宅後も子供の前で勉強していますか?子供の勉強に付き合ってあげていますか?
子供のことを本当に考えてあげるのであれば、親自身が経済的自立を果たし、子供との共有時間を増やすことが最も有効だと思います。
④ 幼児期は非認知能力の教育が最重要である
2000年にノーベル経済学賞を受賞したシカゴ大学のジェームズ・ヘックマン曰く、幼児期の教育によって身に着けたスキルは、その後の人生での学習を効率的にし、継続しやすくするそうです。
就学前に十分なスキルを獲得しておけば就学後の教育効果が大きくなるそうです。これを経済学では「教育投資の動学的補完性」と言うそうです。
このサイトも参考にしてみて下さい。きっと役立つ情報が目白押しだと思います。
(4)感想
いかがでしたか?単に塾に通わせるなど、子供の教育を他人に一任して良い訳ではなさそうですね。
教育にお金を大量に費やすくらいなら、親がFIREして時間と労力をかけて自分で正しく教育する方がよっぽど有効な気がします。
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【第6回】FIREへの批判に対する意見(両学長の動画添付しています)
こんにちは、Dr. KKです。
最近FIREが漸く巷で話題に上がるようになり、徐々にFIREという言葉の認知度も高まりつつあるかと思います。
しかし、これまでの「労働に対する考え方」と全く異なり、また現時点では未だに少数派の生き方であることから、批判を受けやすくもあります。
そんな中、今回はFIREへの典型的な批判に対する考え方についての動画を、FIRE肯定派のYouTubeチャンネル「両学長@リベラルアーツ大学」にて見つけたので、医師としてサイドFIREを目指している僕の計画に当てはめて考えていこうと思います。
両学長のチャンネルはこちら:
https://youtube.com/c/ryogakucho
FIREの界隈では、両学長のYouTubeチャンネルは非常に有名であり、有用な情報が盛り沢山なので、医師の方々も仕事の合間に一度チェックしてみて下さい。すぐに実践できる節約術などもあります。オススメです。
①そんな節約生活、何が楽しいんだ
動画では、「自由を獲得するプロセスは、最高にエキサイティングです」と言っています。
FIREを達成するためには、確かにある程度節約が必要です。僕自身、勤務先に手作り弁当を持参するようになりましたし、家計簿をつけるようにもなりました。これまで契約していたサービス(携帯電話、保険、サブスクなど)の見直しも行いました。
しかし、これらの節約は自由を手にするために重要度の低い支出を抑えているだけであって、窮屈なレベルで倹約するといった事ではないので、僕自身の生活は何も変わっていません。
物的な豊かさよりも、精神的・時間的な豊かさを優先するための節約なので、余剰金をどんどん投資に回せると思うと、節約が楽しくなってきています。
僕の場合、サイドFIRE後も非常勤医師としてある程度の収入が期待できるので、そこまで根詰めた生活費の削減はしなくていいと思っています。
気軽にサイドFIREを目指しているので「簡単に削れる出費を削ってしまおう」くらいの気持ちで節約しています。それ以上は「自分の手で稼いだるわ!」くらいの気持ちです(笑)
②もっとお金を使って社会貢献すべき
動画では「普通に暮らしているだけで既に十分な社会貢献をしている」「最速FIREした人は、とんでもない額の税金を払っている」と言っています。
FIRE後も生活費による消費税、住民税、所得税、社会保険料などを払い続けるので十分だと思います。FIRE達成者よりも払えていない方も少なくないですしね。
また、一般サラリーマンの生涯納税額は約5,800万円らしいのですが、最速FIREした人は2年で同額を納税したそうです。FIREした時点で既にお役御免の状態ですね。
僕の世帯の場合、現在400万円程度の納税を行っています。今後徐々に納税額も増え、2030年時には1,000万円程度の納税額となります。サイドFIREまでに7,000~8,000万円程度の納税額となりそうです。世帯としては1億2,000万円程度が最低ラインと考え、サイドFIRE後も非常勤で働いていくので十分な社会貢献ができそうです。
③仕事を辞めたら絶対ヒマになる
動画では「ヒマになったらまた働けば良いだけ」と言っています。
これはまさにその通りで、経済的自立をした後は「働く自由も働かない自由もある」ため、心の余裕が全く違うと思います。仕事を選んで仕事したい分だけ仕事する。仕事に対するありがたみも変わってきます。
僕の場合は、サイドFIRE後は週3勤務に減らそうと思っています。週休4日になりますが、既にスポーツや読書、旅行などに休日を充てようと思っているので、そもそも暇にならないですし、万が一時間を弄ぶようになった場合は、追加で仕事すればいいと思っています。
ただ、その時の仕事は「生活するための仕事」ではなくて、「自己実現や社会貢献のための仕事」となっていると思います。医師という仕事は社会貢献しているのが目に見える特殊な職業ですしね。
正直なところ、経済的自立を手に入れた人がヒマすぎて後悔するイメージが僕には湧きません(笑)経済的自立を目指す時点で何かしらの夢がある人が殆どだと思うからです。
④暴落が来たら終わり
動画では「金融資産にステータス全振りしたらそうなるよね」と言っています。確かに株式100%で資産を持ち、その株式もS&P 500などに全振りした状態でFIREしたら、金融危機に恐れながら生活していくことにもなりそうです。
しかし、そもそもFIRE実現根拠となっている4%ルールは暴落も想定したうえでの数値設定となっているため、そこまで恐れる必要もありません。また、FIREを目指す人たちは必ずそうした暴落への対策も十分に行った状態でFIRE生活に突入するので、「ご心配なく!」と言いたいですね。
僕の場合は30代後半でのサイドFIREを計画していますが、その時の資産配分は現金が2~3割、株式が7~8割を予定しており、まだ債券に分散投資するほどの年齢ではないと考えています。この株式も米国株5~6割、先進国株+新興国株2~3割とシンプルではありますがシンプル過ぎない分散投資を行う予定なので、債券に投資せずとも十分リスクヘッジできていると考えています。
また、サイドFIRE後も手取りで少なくとも600~800万円程度は期待できるので、全く怖くありません。自分自身が資本として十分に機能してくれるため、やはり医師はサイドFIREに最適職だなぁと感じます。
⑤FIRE自体が目的になるのはおかしい
動画では「本当にやりたいことが分からないから、まずは経済的自由を目指す、というのは合理的な選択肢である」と言っています。
お金があれば多くの問題を解決できるのは紛れもない事実であるため、まず経済的自立を達成してしまってから、その後ゆっくり自分について見つめ直す、これも良い選択だと思います。仕事に追われている間は、自分についてゆっくり考える余裕すらありませんからね。
僕の場合は既にやりたい事や理想の過ごし方が決まっているので、ここは問題ないかなと考えています。ただ、一つお伝えしたいのですが、「精神科に進んだからこそ、自分について見つめ直す時間的・精神的余裕が生まれているな」と感じています。内科や外科に進んでいたら、恐らくこんな余裕はなかったと思います。自分に適切な科に進めたと思います。
⑥まとめ
以上が、FIREに対する典型的な批判に対する答えになります。まずは「さすがは両学長!分かりやすい!」と言いたいですね。既にFIREを達成しており、時間的・精神的余裕を手にしているためか、非常に余裕のある意見が多い印象でした。
医師でサイドFIREを考えている自分に当てはめてみて、「現時点ではある程度サイドFIREに向けた心の準備が整っているな」と振り返ることが出来ました。
【第5回】物より経験に投資する人生
こんにちは、Dr. KKです。
今回は個人的にお金をしっかり掛けている事を挙げていこうと思います。
共通点は「できるだけ物より経験に投資している」ということです。
後半では、自己投資について僕なりの考えを書いていこうと思います。
※今回も様々なサイトを添付していますが、いずれの案件でもありません。
(1)スポーツ
球技が昔から好きなので、これまで多くの時間とお金を費やしてきました。
皆さんもご存知のように、適度な運動は健康に良く、睡眠の質も改善し、気分転換になるので、スポーツこそ最もコスパがいい趣味だと思っています。
僕はフットサルやゴルフなどを不定期に嗜んでいますが、そのための基礎体力練習としてジョギングや筋トレ、打ちっぱなしなどを日々行っています。打ちっぱなしは1回当たり2,000円程度かかります。
フットサルは1回参加費が1,500円、ゴルフはラウンドを回ると1回で10,000円程度かかるため、フットサルは月に2回、ゴルフラウンドは2ヶ月に1度を目安に活動しています。因みに現在は育児で忙しいため、少ない時間で行える基礎体力練習が中心になっています。
2030年にFIREした暁には、プールにも通いたいと思っています。日々の基礎練習にはなるべくお金をかけないと決めているので、市営プールを利用する予定です。
僕の近所の市営プールだと1回440円なので、週に1回の水泳を組み込んでも月2,000円程度です。
もちろんスポーツ観戦も好きです。前回の記事でも書きましたが、レアル・マドリードを応援しているので、WOWOW(月額2,530円)に加入しています。
プロ野球観戦も好きです。これまで8か所の球場を巡ってきました。
一番感動した球場は楽天生命パーク宮城です。The Ball Parkという感じでした!仙台まで観戦しに行き、牛タンやずんだ餅に舌鼓を打ち、松島を観光する。野球観戦を組み込むと、凄く充実した旅行になりました。
いつか12球団全ての球場を制覇したいと思います。
(2)旅行
これも定番の趣味ではないでしょうか。こちらもかなりの時間と費用がかかります。しかし、旅行は非日常的な時間を過ごせるため、気分転換の力は最も強いと考えています。
旅費をなるべく削って旅行に行く人ももちろんいらっしゃるかと思いますが、僕はむしろ「旅行の時こそお金を投入すべきタイミングだ」と考えています。先ほども申し上げたように、旅行に期待しているのは「非日常的な時間を過ごし、リフレッシュ出来ること」なので、1人当たり1泊約2万円前後の宿泊を許容しています。
出来るだけ楽天トラベルを利用し、日頃貯めている楽天ポイントを一気に利用しています。最近コロナの影響で旅行に行けていないので、12万ポイント以上貯まっています。数千ポイント以外は全てポイント運用に回しています。
旅行の時に一気に消費するようにしています。
ここで注意して頂きたいのが、ポイントを貯めたがるあまりに、無駄な出費を行わないという事です。
旅行中の食事に関しても、最終日だけは1人当たり1万円程度の贅沢なディナーを組み込んだ旅行プランにします。フランスに行った際は、最終日にシャンゼリゼ通りのフーケ(Fouquets)でディナーを楽しみました。
今でも忘れられない時間を楽しませてもらいました。旅行にもメリハリと言いますか、このような貴重な体験にはしっかりお金をかけても良いかなと考えています。
オプショナルツアーも適宜参加しています。手数料を考慮して、なるべく自分たちで参加するようにはしていますが、準備や手続きが複雑なものに関してはオプショナルツアーサイトのVELTRAを利用しています。
特にレジャーなどはガイドさんが色々なおもてなしをしてくれるので、ツアーの方が良い思い出になりやすいです。
(3)芸術・宗教
僕には正直全く芸術の才能がありませんが、可能な限り美術館や博物館に通うようにいます。人生を賭けて芸術に挑んだ方々の作品を見ると、「こういう人生もあるんだなぁ」と感動します。
特に世界的に有名な美術館や博物館は建物だけでも感動します。これまでルーブル美術館、プラド美術館、ウフィツィ美術館、エジプト考古学博物館、国立故宮博物院など訪れましたが、その土地の文化や宗教観などを肌に感じることができるので、必ず旅行に組み込むようにしています。
こうした海外や国内の有名な美術館に行かずとも、地元の美術館や博物館も時間があれば行っています。入館料も1,000円程度で芸術に触れられるのはお買い得だと思っています。
宗教もなるべく体験するようにしています。日本生まれ日本育ちの僕には、なかなか宗教観というものを理解出来ないのですが、世界について学ぶ上で絶対に外せない分野だと思います。欧州諸国に行くとやはりキリスト教の強大さを感じますが、イスラム教については経験値が少ないため、いつかイスラエルやサウジアラビアなども行ってみたいと思います。
日本国内の神社も幾つか巡りました。日本固有の神道という宗教を肌で感じられる素晴らしい場所だと思っています。
伊勢神宮、出雲大社、宇佐神宮といった格式の高い神社を訪れると、荘厳な雰囲気が流れているのが分かります。
(4)物より経験を優先する事の大切さ
以上の3点には、お金を出し惜しみする事なく経験を優先しています。
一方で、衣類・車などには殆どお金をかけないようにしています。
衣類は殆どユニクロで購入し、自分の体型に合った同じ種類のTシャツで色違いのものを何着も購入しています。同じ種類であれば、衣類を選ぶ時間がかなり短縮でき、とても合理的だと思っています。
車に関しても中古の国産車で十分だと考えています。通勤メインで使用しているだけなので、ベンツやBMWである必要がないと考えました。国産車の方が修理費も安いですし、燃費の良いものが多いです。
どんなに高級で良質な物を買っても、それを身につける自分自身は何も変わりません。一方で、経験にお金を払っても何も手元には残りませんが、それをきっかけに自分自身が変わる可能性があります。
自己投資とは物ではなく経験だと考えています。何歳になっても自己投資は続けていきたいと思います。
【第4回】趣味を本気で楽しめる事が如何に幸せか
こんにちは、Dr. KKです。
今回は前半で僕の趣味の一つである欧州サッカーについて話したいと思います。
後半は医師として働きながら趣味を本気で楽しむ事の難しさ、そして趣味を本気で楽しめる事の喜びについて話せたらと思います。
(1)欧州サッカーの面白さ
まず、欧州サッカーファンになった経緯から話しますと、そもそも僕は一度もサッカー部だった事がありません。
僕が小学生の頃、父がプロ野球を見るためにケーブルテレビのJ Sportsと契約していた事がきっかけでした。
当時、イングランドのプレミアリーグがJ Sportsで夕方ごろ再放送されていたため、学校から帰宅後によく観ていました。
(アメリカのプロレス団体であるWWEも観ていました。)
見始めた頃はまだマンチェスター・ユナイテッドにクリスティアーノ・ロナウドもいませんでしたし、現在は強豪チームとなったマンチェスター・シティもまだまだ下位チームでした。
大学入学後に一人暮らしをする事になった際、同級生の中で僕よりも更に欧州サッカーを真剣に観ていた人に出逢いました。
その子とすぐに友達になり、深夜頻繁にお互いの家で観戦するようになりました。
当時はまだ贔屓チームも決めておらず、全体的に満遍なく観戦していました。
(今思い返すと、やりたい事が何でも出来た大学時代はやっぱり楽しかった…)
徐々にスペインの強豪であるレアル・マドリードの圧倒的なブランドを知っていくにつれ、レアル・マドリードの偉大さに惹かれファンになっていきました。
大学卒業後、研修医になってもなお欧州サッカーをライブ観戦していました。
仕事がきつくても何とか深夜に起きてレアル・マドリードの試合を追いかけて、年間50試合以上観ていました。
妻との新婚旅行もスペインにしてもらい、たまたま旅行中にマドリードダービーが行われる事を知り、ライバルチームであるアトレティコ・マドリードの本拠地エスタディオ・ワンダ・メトロポリターノで実際に観戦する事ができました。
(できればレアル・マドリードの本拠地エスタディオ・サンティアゴ・ベルナベウで観たかった…)
こんな経験をすると、今後の人生でもずっと応援していきたいと思うようになりました。
実は、精神科医となった今でも、可能な限りは深夜に起きてレアル・マドリードの試合をライブ観戦しています。
また、欧州サッカーファンの同僚にも恵まれ、趣味を楽しむ環境として幸せな日々を送っています。
いつか必ず、ベルナベウで永遠のライバルであるFCバルセロナとの試合(El Clasicoと呼ばれています)を観戦しに行きたいと思います。
(2)趣味を本気で楽しむ事の難しさ、本気で楽しめる事の喜び
年齢を経るにつれて、やはり深夜起きることが苦痛になっています。
試合が終わって数時間後には仕事が始まる事もしばしばあるので、負け試合を観た日は観た事を後悔したりもします。
ただ、30歳が近づいた今でも学生の頃のように趣味を本気で楽しめている事には本当に幸せを感じていますし、このまま一生ライブ観戦出来たらと思っています。
また、サッカー観戦だけでなくその他の趣味も本気で楽しむためには、やはり時間的・体力的・精神的余裕が必要ですし、そのためには経済的自立を目指していく必要があると僕は考えています。
この考えに対して医師の中でも意見が分かれる事は十分承知しています。
医師としての仕事が趣味で、働いてるだけで幸せを享受出来る先生もいらっしゃるでしょう。
また、全く医師としての仕事に興味はなく、より経済的魅力のある科へ進み、趣味を謳歌している先生もいらっしゃるでしょう。
しかし少なくとも、各々がどんな人生を歩もうともそこに優劣はないと思います。
患者さんからしてみれば、医師は全員「お医者さん」です。
医師がどんな人生観であろうと自分自身をしっかり治してくれたら、満足し評価してくれます。
僕は公私を完全に切り離して生活し、自分に余裕のある状態で患者さんと接していく方が寧ろ治療成績は上げられるのではないか、とさえ思っています。
もちろん僕よりバイタリティがある先生や、他科の先生方には違う考えの方もいらっしゃると思いますが…
今週はシルバーウィークだったため、週3勤務を実際に体験出来ました。
やはり家族との時間や自分の趣味の時間が十分得られるので、非常に充実した人生を送れる事が想像できました。
サイドFIRE後は週3程度の勤務に減らし、
休日は欧州サッカーを観て、
体を動かし、好きな物を食べ、
本を読んでゆっくり過ごす。
そんな自由気ままな生活を2030年以降に送れるよう、これからも資産形成を頑張っていきます。
【第3回】現在(2021年9月)の資産状況と今後の投資計画
こんにちは、Dr. KKです。
今回は2021年度現在の資産状況と今後の投資計画について書いていきます。
1円単位ではなく、ある程度大まかに計画することで、医師でも無理なく資産把握が可能だと思います。
(1)現在の資産状況
まず現在、ダブルインカムで夫婦ともに勤務医として働いています。
今年度の総世帯年収は手取りで約1,100万円を予定しています。
また、講演会の謝礼金、去年亡くなった祖母の生命保険、勤務先から不定期に派遣されるコロナ検査/ワクチンのバイト代などの臨時収入で年間約50万円程度を予定しています。(臨時収入のため、かなり誤差はあると思います)
続いて支出ですが、今年度末は約800万円程度を予定しています。
(個人情報が出過ぎてしまうので、詳細な支出は割愛します。)
よって残金は約350万円、総収入の約30%となります。
このうち約340万円は投資信託に回します。
現在の総資産は約1,450万円で内訳は以下の通りです。
・現金(72%):約1,050万円
・投資信託(28%):約400万円
→現在、投資信託の全てをeMAXIS Slim 全米株式 S&P500に回しています。
現金は1,000万円を維持するようにしています。
また、投資信託へは毎月28.3万円程度回しています。
今年度末の予想総資産は1,650万円、投資額は600万円としています。
負債は現在ありません。
(2)今後の投資計画
今年度以降の計画を以下に示します。
この通り順調にいけば万々歳ですが、計画と比較して適宜評価していこうと思います。
現在、年利5%程度で計画しています。
また、2023年度以降の総世帯収入は正直予想がつかないので、2023〜26年度は1,500万、2027〜30年度は1,700万円で計算しています。
2021年度 総資産:1,650万、現金:1,050万、投資資産:600万
・世帯年収:約1,150万、支出:約800万
・投資額:年340万(月28.3万)
①eMAXIS Slim 全米株式 S&P500(全米):600万(月28.3万)
2022年度 総資産:2,130万、現金:1,040万、投資資産:1,090万
・世帯年収:約1,250万、支出:約800万
・投資額:年460万(月38.3万)
①S&P500(全米):970万(月28.3万)
②eMAXIS Slim(先進国):120万(月10万)
2023年度 総資産:2,900万、現金:1,100万、投資資産:1,800万
・世帯年収:約1,500万、支出:約800万
・投資額:年640万(月53.3万)
①S&P500(全米):1,430万(月33.3万)
②eMAXIS(先進国):250万(月10万)
③SBI(新興国):120万(月10万)
2024年度 総資産:3,600万、現金:1,160万、投資資産:2,440万
・世帯年収:約1,500万、支出:約800万
・投資額:年640万(月53.3万)
①S&P500(全米):1,910万(月33.3万)
②eMAXIS(先進国):380万(月10万)
③SBI(新興国):250万(月10万)
2025年度 総資産:4,550万、現金:1,220万、投資資産:3,330万
・世帯年収:約1,500万、支出:約800万
・投資額:年640万(月53.3万)
①S&P500(全米):2,420万(月33.3万)
②eMAXIS(先進国):530万(月10万)
③SBI(新興国):380万(月10万)
2026年度 総資産:5,440万、現金:1,280万、投資資産:4,160万
・世帯年収:約1,500万、支出:約800万
・投資額:年640万(月53.3万)
①S&P500(全米):2,950万(月33.3万)
②eMAXIS(先進国):680万(月10万)
③SBI(新興国):530万(月10万)
2027年度 総資産:6,550万、現金:1,540万、投資資産:5,010万
・世帯年収:約1,700万、支出:約800万
・投資額:年640万(月53.3万)
①S&P500(全米):3,500万(月33.3万)
②eMAXIS(先進国):830万(月10万)
③SBI(新興国):680万(月10万)
2028年度 総資産:7,720万、現金:1,800万、投資資産:5,920万
・世帯年収:約1,700万、支出:約800万
・投資額:年640万(月53.3万)
①S&P500(全米):4,090万(月33.3万)
②eMAXIS(先進国):1,000万(月10万)
③SBI(新興国):830万(月10万)
2029年度 総資産:8,930万、現金:2,060万、投資資産:6,870万
・世帯年収:約1,700万、支出:約800万
・投資額:年640万(月53.3万)
①S&P500(全米):4,700万(月33.3万)
②eMAXIS(先進国):1,170万(月10万)
③SBI(新興国):1,000万(月10万)
2030年度 総資産:10,200万、現金:2,320万、投資資産:7,880万
・世帯年収:約1,700万、支出:約800万
・投資額:年640万(月53.3万)
①S&P500(全米):5,350万(月33.3万)
②eMAXIS(先進国):1,360万(月10万)
③SBI(新興国):1,170万(月10万)
ということで、2030年度の資産配分は以下のように予定しています。
おおよその配分目標は以下の通りなので、順調にいけば達成可能な配分です。
・現金:20〜30%
・株式(全米):50〜60%
・株式(先進国):10〜15%
・株式(新興国):10〜15%
また、現金:株式=20〜30:70〜80は40歳手前の資産運用として程良いリスク分散だと考え、サイドFIRE後は債券などにも投資を回していき、しっかり目の分散投資を行っていく予定です。
今後の想定される大きな支出としては以下のようなものが考えられます。
①子供の教育費
②闘病による休職
③妻の産休育休
④車や電化製品の買い替え
⑤引越し
etc...
これらが続いた場合は、2030年度時点で2,000万円まではなるべく現金から捻出しようと思います。
また、それでも捻出できない場合はS&P500を残してその他を漸減していく予定です。
なるべくS&P500の月33.3万は残す予定です。
2021年9月現時点、2030年度目標額の14.2%です。
果たして、この計画は皮算用となるのか、はたまた割と上手く転がってくれるのか…
今後の資産状況報告にご期待ください。
【第2回】サイドFIREのためにカットすべき支出7選
こんにちは、Dr. KKです。
今回はサイドFIREに向けてカットすべき固定費(支出)を列挙していこうと思います。
固定費の見直しこそサイドFIREへの第一歩だと思います。
僕は楽天経済圏を出来るだけ駆使して生活しているので、オススメの多くは楽天経済圏のものになりますがご了承下さい。
※このブログはアフィリエイト未登録なので、楽天の案件ではありません。
- (1)背伸びして高級住宅に住んでいませんか?
- (2)新車を買っていませんか?
- (3)光熱費や通信費の見直しを後回しにしていませんか?
- (4)サブスクに入りすぎていませんか?
- (5)家がどんどん物に溢れかえっていませんか?
- (6)保険料を払い過ぎていませんか?
- (7)資格の維持に多くの費用を要していませんか?
(1)背伸びして高級住宅に住んでいませんか?
家賃は固定費として最大の支出になりやすいです。
もちろん「良いところに住むことが何よりの楽しみ」という方には必要経費だと思います。
何となく高級マンションに住むのは、医師としての見栄から来ていませんか?
ちなみに一軒家の購入もFIREの妨げになりやすいですが、僕にとっては一軒家に住むのが夢なので、ここは必要経費だと思って何とか捻出しようと思っています。
一軒家だと住宅ローンが利用できます。
楽天銀行の住宅ローンで3,000万円を10年期間・変動金利(現在0.517%)・元金均等返済で借り入れる場合、現時点で総支払額は約3,126万円程度となります。
ここで、住宅ローン控除を利用すると借入残金の1%が毎年控除できるため、10年で合計約263万円の控除が可能となり、利息の126万円が減額できます。
(2)新車を買っていませんか?
自動車税、ガソリン代、車検代、自動車保険料、駐車場代、修理代などなど…
非常に多くの維持費を払っています。買わないのがベスト。
どうしても通勤に必要であるならば、中古の国産車で良いかと思います。
「中古はちょっと…」
「国産車はちょっと…」
というのも、やはり医師としての見栄から来ていませんか?
医師の中には外車を新車で一括購入される方などがいらっしゃいますが、サイドFIREの大きな妨げになると思います。
また、注意して頂きたいのは自動車ローンは決して組まない事です。
新車を購入したくて自動車ローンを組む、これこそ一番勿体ない出費だと思います。
自動車ローンは年利2%程度かかります。
資産収入で生活するために、投資による数%の利益を何とか手に入れようとしているのに、自動車で年利2%は痛いです。
ただ医師の場合、大抵一括購入できる方が多いので、ここは容易に避けられるかなと思います。
(3)光熱費や通信費の見直しを後回しにしていませんか?
電力会社も選べる時代です。
より安い会社を選んでみましょう。
また、光熱費は大抵クレジットカード払いにできます。
大抵100円で1ポイントつきますが、この1%はバカにできません。
4%で暮らそうとしている人が1%を無駄にするのは勿体ないです。
僕の家では楽天でんき、楽天ひかり、楽天モバイルを採用しています。
楽天経済圏を駆使する事で、楽天市場のポイント加算も増えていきます。
(4)サブスクに入りすぎていませんか?
Amazon Prime、Netflix、DAZN、WOWOW、スカパーなどなど…
毎月支払っている割に、仕事が忙しくて使いこなせていないサービスが増えがちです。
もちろん、趣味であるサービスであれば必要経費だと思いますが、やはり必要な1つや2つに絞るのが得策だと思います。
個人的には、Amazon Prime(年間プラン4,900円)とWOWOW(月額2,530円、年間30,360円)に加入しています。
前者は楽天市場よりも安価で購入できる物がある場合に利用しています。(もちろんPrime Videoも利用させてもらっています。)
楽天市場での購入に固執するあまり、Amazonでの安価商品に気が付かないのは本末転倒なので気をつけましょう。
後者は欧州サッカー観戦が趣味のため加入しています。(こちらではあまり映画は観ていませんが…)
因みに年会費のかかるゴールドカードなどもサブスクの一種だと思います。
「医者ならやっぱりゴールドカードでしょ」
「ゴールドだと飛行場のラウンジが利用できるし」
という方もおられますが、これもやはり医師としての見栄やライフスタイルインフレではないでしょうか?
ただ、楽天プレミアムカードであれば年会費税込11,000万円ですが、楽天市場の頻回利用で年会費を賄う事が可能です。
楽天カード(通常カード)と比較して、
①楽天市場でいつでも+2%
②火曜木曜は楽天市場で+1%
③誕生月は楽天市場で+1%
があるため、使い方によっては年間26.5万〜50万円程度の利用があれば実質無料で利用できます。
個人的には、現時点でまだプレミアムカードに変更していませんが、それは楽天カードの年間利用額が現在25万円程度だからです。
もう少し給料が上がって、ふるさと納税利用額が増額できれば、プレミアムカードへ変更しようと思います。
(5)家がどんどん物に溢れかえっていませんか?
同僚の中にも高級志向の人が少なくありません。
用途の分からないポーチやバッグを購入したり、何でもブランド物の衣服を購入する人がいます。
もちろん「必要最低限のものを品質の良いもので揃える」というのは悪くない事だと思います。
日常生活が豊かな気持ちになりますしね。
でも、家の中に殆ど使っていない物はありませんか?
また、同じ用途なのに何種類も揃えていたりしませんか?
それはやはり医師としての見栄が原因だと僕は思います。
フランス人なんて衣服はお気に入りの10着程度しか持っていないそうです。
また昔は趣味で収集してたけど、現在は殆ど使用していない物なども思い切って処分してしまいましょう。
1年間使っていないものはどんどんメルカリやラクマなどで売ってしまいましょう。
本当は楽天経済圏を考慮して全部ラクマで売りたいのですが、メルカリの方がユーザーが多く売れやすいのでメルカリの方がオススメです。
Amazonと同様にポイントに拘らず、売れる事の方が重要だと思います。
因みに僕は、学生時代漫画を2,000冊以上集めていたので、仕事が始まる前にワンピース以外売却しました。
全部売却して、約3.5万円に換金しました。
(6)保険料を払い過ぎていませんか?
正直、医師は自分自身がとても大きな資本であるため、保険加入は必要だと僕は考えています。
また、独身であるか既婚者であるかによっても異なると思います。
やはり子供がいる場合は幾分の生命保険を用意しておくべきだと思っています。
ただ、それでも最小限に抑える努力は必要なので、保険や投資は必ずネット経由で行うようにしましょう。
保険会社や証券会社などを経由して購入する場合、社員の給料は我々の購入手数料から支払われています。
人件費分、損するようにできているのです。
また、その道の初心者である我々が相談しに行くと、必ず売りたい商品ばかり提案してきます。
決して保険会社や証券会社に行かないようにしましょう。
因みに僕は楽天保険の医療保険と生命保険に加入しており、サイドFIRE達成後は生命保険を解約する予定です。
現在の保険料は医療保険が4,920円、生命保険が2,730円です。
これでも年間91,800円かかっています。いやぁ…痛い出費ですね…。
ライフネット生命などその他のネット保険会社とも比較しましたが、そこまで大差はなかったので楽天保険を選択しました。
因みに、積立型と掛け捨て型の保険があると思いますが、僕は掛け捨て型を選択しています。
そもそも「積立型は保険の定義に矛盾しているのではないか?」と考えています。
保険は日常生活で起こる様々なリスクに備えるための手段なので、貯金することも保険に当たると思います。
もちろん、現時点での貯金で賄えないような大きな出費に対応するためには保険へ加入する必要があります。
しかし、そのリスク管理費用を勿体ないと思って積立型を選ぶくらいなら、掛け捨て型を選択して積立型との差額分を自分で貯金した方が積み立ててもらう手数料分だけ低コストで済むと考えています。
また、医療保険や生命保険の他に、火災保険は加入しておいた方が良いと思います。
「保険は低確率で起こり、莫大な損失が生じるものに賭けるべきもの」なので、火災保険はそれに該当すると思っています。
(7)資格の維持に多くの費用を要していませんか?
医師として、専門医の取得は必ず通る道だと思います。
ですが、本当に自分のためになるような専門医資格となっていますか?
非常に悲しい現状ですが、日本では専門医を取得しても給与には殆ど影響しません。
また、専門医の維持費が本当に高くつきます。
専門医を目指して勉学に励むのは、もちろん素晴らしい事だと思います。
しかし、取り過ぎには注意が必要だと思います。
年会費、学会参加費、講習会参加費などなど…非常に多くの固定費がかかります。
個人的には、精神科医であれば精神神経学会専門医(年会費15,000円)と精神保健指定医(5年ごとの更新会受講費24,000円)のみで十分だと思います。
専門医すら維持しなくても良いかもしれない、と思っています。
サイドFIREした後に検討しようと思います。
以上が、実際に僕が大きい支出を抑えるために行った節約術です。
これでも結構費用がかさんでいるので、僕もある程度はライフスタイルインフレに陥っているんだと思います。
ある程度支出カットした現在の生活費で十分幸福度が高いので、サイドFIREしてもこの生活水準は維持したいと思います。